- am=M ⇔ m=logaM … ①
- an=N ⇔ n=logaN … ②
- am・an=am+n … ③
- (am)t=amt … ④
- ③を対数に書き換えると logaam・an=m+n
さらに① , ②を使って m , n を M , N で書き換えると、
logaMN=logaM+logaN … ⑤ - ④を対数に書き換えると loga(am)t=mt
さらに①を使って m を M で書き換えると、
logaMt=t・logaM … ⑥
でも③ , ④の指数法則に比べて、まだピンとこない感じがするのではないでしょうか。そこで、もうちょっとイメージを膨らませて、⑤ , ⑥の意味をつかんでみましょう。
- a を単位時間あたりの増加率(一定)とします。
そうすると 2 単位時間後に量が a2 倍になり、3 単位時間後に a3 倍になりますね。
では 5 単位時間後に量がどうなるかと考えると、
a5=a2・a3 … ⑦
となりますね。これが③の意味です。 - これを逆から見ましょう。
量(倍)を固定したときに、時間の間にどんな関係が成り立つのかというと、
「量が 6 倍になるのにかかる時間」=「量が 2 倍になるのにかかる時間」+「量が 3 倍になるのにかかる時間」ですよね。これを式で表すと、
loga6=loga2+loga3 … ⑧
となります。これが④の意味です。
というわけで、指数法則③ , ④と対数法則⑤ , ⑥は同じことを言っているとも言えますし、同じことを別の視点で見ているとも言えるでしょう。
ついでながら、
- am=M ⇔ m=logaM … ①
- ①の 左式の m に右式を代入すると alogaM=M … ⑨
- ①の 右式の M に左式を代入すると logaam=m … ⑩
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