◇ 恐竜が絶滅したのは紀元前何世紀ごろの出来事か?
◇ 人口がアボガドロ数より多い国をすべて挙げよ。
◇ 太陽から最も近い恒星までジェット機で行くと何ヶ月かかるか?
一つずつ見ていきましょう。
◇ 恐竜が絶滅したのは紀元前何世紀ごろの出来事か?
1世紀は100年です。だいぶ長いですね。一方、恐竜が絶滅したのもだいぶ前。さて、恐竜が絶滅したのは紀元前何世紀ごろの出来事でしょうか?
wikipedia によると、恐竜が絶滅したのは6600万年前。1世紀=100年で割ると、66万。従って、恐竜が絶滅したのは紀元前66万世紀です。ふぇ〜。
◇ 人口がアボガドロ数より多い国をすべて挙げよ
人口が最も多いのは中国で14億人以上、次がインドで13億人以上、どちらも日本の10倍以上です。さて、人口がアボガドロ数より多い国は世界に何ヵ国あるでしょうか?
アボガドロ数とは物質量1モルに含まれる粒子の個数で、その数は 6×1023 です。高校の化学で出てくる定数です。ところで、中国の人口14億=1.4×109 ですから、アボガドロ数と比べると、だいぶ小さいですね。1014 分の1以下、100兆分の1以下です。つまり、人口がアボガドロ数より多い国はありません。あるわけない。
◇ 太陽から最も近い恒星までジェット機で行くと何ヶ月かかるか?
ジェット機の最高速度は時速1,000kmほど。この速さで太陽から最も近い恒星まで行くと、さて何ヶ月くらいかかるでしょうか。
太陽から最も近い恒星はケンタウルス座α星、4.3光年の距離です。地球1周は4万kmで、ジェット機では40時間かかりますが、光は1秒間に地球を7周半=30万km進みますから、・・・えぇっと、速さの比は 1:100万 だから光が4.3年かかる距離をジェット機で飛ぶと430万年=5000万ヶ月かかります。ふ〜っ。
以上、ありえないくらい大きな数のようにも思えますが、いや、これくらいの大きな数に私たちは日常的に接しているんです。コンピュータの世界です。キロは千=103、メガは百万=106、ギガは十億=109、テラは一兆=1012…。ですから、これくらいの大きな数に親しんでおくことは案外と必要なことなのかもしれませんよ。
2021年4月29日木曜日
2021年3月1日月曜日
2021年1月31日日曜日
2021年1月8日金曜日
☆ エネルギーのそもそも論
「エネルギーを使えばいろんなことが出来る」ことと「エネルギーを作り出す」こととはまったく別物です。
ですから「技術がエネルギー問題を解決する」とは限らないのです。むしろ「エネルギーを使わない技術に何が出来るのか?」と問うべきなのです。
2020年8月27日木曜日
病名はCOVID-19、ウイルス名はSARS-CoV-2
COVID-19の「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」の意味となる。
一方、ウイルス名については、国際ウイルス分類委員会(International Committee on Taxonomy of Viruses:ICTV)が2月7日までに、SARS(重症急性呼吸器症候群)を引き起こすウイルス(SARS-CoV)の姉妹種であるとして「SARS-CoV-2」と名付けている。
(画像は国立感染症研究所のもの)
2020年5月4日月曜日
☆ コロナで哲学 ー科学編ー
「正しいことを言う」のが科学じゃない。「間違っているかもしれない」から科学なんだ。
◇ 論理にはいろいろある
◇ 論理にはいろいろある
◇ アビガンか、レムデシビルか
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/05/blog-post_93.html )
◇ ウィルスを巡る3題 ー 見えない敵、コンピュータ・ウィルス、殺処分 ー
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/04/blog-post_95.html )
◇ 「ビート板消毒」で伝えたいメッセージは何なのか?
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/06/blog-post_14.html )
◇ 「不要不急」の反対は?
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/05/blog-post.html )
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/05/blog-post_93.html )
◇ ウィルスを巡る3題 ー 見えない敵、コンピュータ・ウィルス、殺処分 ー
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/04/blog-post_95.html )
◇ 「ビート板消毒」で伝えたいメッセージは何なのか?
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/06/blog-post_14.html )
◇ 「不要不急」の反対は?
(→ https://omori555.blogspot.com/2020/05/blog-post.html )
2019年8月4日日曜日
箱根カルデラ
これから日帰りで箱根に行く予定。予習のつもりで国土地理院の地図(→ http://maps.gsi.go.jp )を開いてみた。「陰影起伏図」で見ると、箱根がでっかいカルデラであることがよくわかる。面積では富士山にも匹敵する大きさだ。阿蘇よりはさすがに小さいが。
国土地理院の地図には「色別標高図」とか「赤色立体図」とか、さらには「伊能図」などの「古地図」(→ https://kochizu.gsi.go.jp/ )もあって、その多くが無料で使える。使わにゃ損だな。税金払ってるわけだし。
国土地理院の地図には「色別標高図」とか「赤色立体図」とか、さらには「伊能図」などの「古地図」(→ https://kochizu.gsi.go.jp/ )もあって、その多くが無料で使える。使わにゃ損だな。税金払ってるわけだし。
2019年7月18日木曜日
恐竜博2019
2019年6月2日日曜日
2019年5月17日金曜日
★ 途方もない宇宙
☆ 宇宙人に出会える確率
(→ https://omori55.blogspot.com/2019/03/blog-post_65.html )
◇ 皆既日食を体感する
◇ スカスカの宇宙
◇ 宇宙人に出会える確率
☆ 腑に落ちる最新宇宙論
(→ https://omori55.blogspot.com/2019/03/blog-post_58.html )
◇ ビッグバン理論のほころび
◇ お茶目なブラックホール
◇ 宇宙にひしめくダークなもの
☆ 地球の周りを回るもの
(→ https://omori55.blogspot.com/2019/05/blog-post_65.html )
◇ 国際宇宙ステーションの軌道
◇ アポロが月に行ってない疑惑
◇ 地球が宇宙ゴミに囲まれる日
(→ https://omori55.blogspot.com/2019/03/blog-post_65.html )
◇ 皆既日食を体感する
◇ スカスカの宇宙
◇ 宇宙人に出会える確率
☆ 腑に落ちる最新宇宙論
(→ https://omori55.blogspot.com/2019/03/blog-post_58.html )
◇ ビッグバン理論のほころび
◇ お茶目なブラックホール
◇ 宇宙にひしめくダークなもの
☆ 地球の周りを回るもの
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◇ 国際宇宙ステーションの軌道
◇ アポロが月に行ってない疑惑
◇ 地球が宇宙ゴミに囲まれる日
2019年5月14日火曜日
☆ 地球の周りを回るもの
恒星は「いつまでもある星」で、地球から見れば「恒(つね)に決まった動きをする星」です。惑星は「不規則に動く惑う星」で、地球から見れば確かにそう見えます。衛星は「惑星の周りを回る星」で、「惑星の周りを回る」という点では人工衛星もそれに含まれます。
◇ 国際宇宙ステーションの軌道
◇ アポロが月に行ってない疑惑
◇ 地球が宇宙ゴミに囲まれる日
衛星は英語では Satellite 。サテライト・オフィスというときのサテライトです。メインの居住区から少々離れていて毎日通うようなところではないけれども、行き来が可能で居住も可能なスペースです。実際に手軽にそこまで行けるかどうかはともかく、衛星=Satellite という言葉にはそれくらいの距離感があるようです。
◇ 国際宇宙ステーションの軌道
◇ アポロが月に行ってない疑惑
◇ 地球が宇宙ゴミに囲まれる日
衛星は英語では Satellite 。サテライト・オフィスというときのサテライトです。メインの居住区から少々離れていて毎日通うようなところではないけれども、行き来が可能で居住も可能なスペースです。実際に手軽にそこまで行けるかどうかはともかく、衛星=Satellite という言葉にはそれくらいの距離感があるようです。
地球が宇宙ゴミに囲まれる日
火星移住ロケット1号がまもなく発射される。まずは移住のために必要な資材が火星に送り込まれる。大勢の人類が火星に行くのは、その後だ。この後、2号、3号と続いて、最終的には全人類とたくさんの動植物が火星に送り込まれる計画だ。そうは言っても、他の星で人間が住める環境を一から作るのに比べれば、地球の環境を修復するほうがはるかに簡単でしょう。地球がどんなにひどいことになっていようとも、新しい星に行こうとするより、地球に住み続けることを選んだほうがいいと思いますよ、たぶん。
でも、最近じゃ人工衛星やら使い捨てた機材やら宇宙飛行士が落としたハンマーやらが地球の周りをぐるぐる廻っている。大きいものも小さいものも含めて、秒速何キロメートルの速さで飛び廻っているのだから、うまくすり抜けないと大変なことになる。小さいものは弾丸さながらに、大きいものはミサイルさながらに、いつなんどき何が飛んでくるかわからない状況だからである。
かつて人工衛星を打ち上げるために使った燃料タンクやその他もろもろの機材も軌道上に放置されて、今でもぐるぐる廻っている。故障して使えなくなった人工衛星も、耐用年数が経って放棄した人工衛星も相変わらず地球の軌道を廻っている。大きいものは把握できても、小さいものはどの程度の数がどの軌道をどれくらいのスピードで飛んでいるかは、世界中の誰も知らない。
もちろん隕石もある。隕石にぶつかる可能性は昔からあった。昔はその可能性はほとんどゼロに近かったからよかったが、今では地球の軌道を廻る人工物が昔とは比較にならないほど増えている。ぶつかる可能性が、もはや無視できないくらいの確率になってきたのである。
ところで、なぜ火星移住計画が持ち上がったかというと、地球に住めなくなったからである。なぜ住めなくなったのかは、この際気にしないことにしよう。地球温暖化であれ、宇宙人の侵略であれ、戦争であれ、理由はともかく地球を脱出せざるをえなくなったということだ。
3秒前、2秒前、1秒前、発射。火星移住ロケット1号が打ち上げられた。順調に高度を上げた。こういう場合、通常は地球の軌道を何回か廻ってから宇宙へ飛び出すが、火星移住ロケット1号は一気に軌道を突っ切って、まっすぐに宇宙に飛び出した。成功である。拍手が起こった。
ロケットは軌道を廻る危険なルートを避けて、ぶつかる可能性が低いルートを選んだのである。それが功を奏したということだ。でもそのために、より大量のエネルギーを必要とした。火星移住ロケット1号は3段の発射ロケットを搭載していた。地球脱出に成功した代わりに、新たに3つの大きな物体が地球の軌道に残された。
1号の成功に続いて、次に2号が打ち上げられる。その準備をしていた矢先に、空に異常が起こった。通信衛星から外れて宇宙を漂っていた1枚の太陽光パネルが、火星移住ロケット1号が残した燃料タンクに衝突したのである。太陽光パネルは粉々に砕け散り、燃料タンクは大きく3つに割れた。
これが連鎖の始まりだった。太陽光パネルの欠片と燃料タンクの残骸はてんでバラバラの楕円軌道を描いて廻り始め、他の宇宙ゴミに衝突した。こうして宇宙ゴミの数は飛躍的に増えていった。
政治家と科学者は、計画を予定通り実施するか、それとも延期するか、あるいは中止するかを話し合っている。人々は、先に行くべきか、様子を見ようか、地球にとどまろうかと考えている。火星移住ロケット2号の打ち上げ予定日は2日後である。
アポロが月に行ってない疑惑
光はモノに当たって光ります。当たるモノが無ければ光は黙って通過します。地球では光が空気に当たって乱反射します。だから、昼間の地球の空は明るいのです。
ところが月には空気がありません。太陽の光はまるごと月面に届きます。だから、月の空はいつでも真っ黒なのです。月で昼間に空を見上げると、真っ黒な中にギラギラ光る太陽が浮かんでいます。そして太陽のすぐそばを天の川が流れています。空気がなければ、そういうことになります。
それだけではありません。空気がないと対流も起こりませんから、日なたはジリジリ暑く、日陰はシンシン寒い。日陰の場所が平らなのか穴があいているのか、懐中電灯を当ててみないとわからない。そういうことになります。
しかも、月はいつも同じ面を地球に向けながら、1ヶ月かけて地球の周りをまわっています。ということは、月では半月間昼が続き、半月間夜が続きます。さて月に住んだ場合、いかにして夜を乗り切るか。 天井は透明なガラスかプラスチックに限ります。そうじゃないと、夜が明けたことに誰も気がつかないでしょう。
ガガーリン大佐(1961年に世界で初めて宇宙飛行した旧ソ連の宇宙飛行士)は「地球は青かった」と言いました。彼は本当はこう言いたかったのです。「宇宙は黒かった。地球以外はどっちを向いても真っ黒だった」と。
さて、「アポロは実は月に行っていないのではないか?」という疑惑があります。疑惑の中心は、アポロから届いたという月面での映像にあります。そこにいくつかの矛盾があるというのです。主なものは、
○ 月面に突き立てた星条旗(アメリカ国旗)がゆらめいている。これらを根拠に、ネット上では「アメリカ政府の陰謀説」「NASAとハリウッドの共謀説」などが渦巻いています。映像以外の状況証拠としては、
→ 月には空気がない → 風が吹かない → 地球で撮った疑惑
○ 宇宙船の影と宇宙飛行士の影が、違う方向を向いている。
→ 月での光源は太陽だけ → 影は平行になるはず → 合成写真疑惑
○ 米ソの宇宙開発競争に後れをとったことで、アメリカは焦っていた。これらを総合して「アポロは月に行っていない」と考える人が多いのです。その話は、誰かが仕組んだデッチ上げだというわけです。
→ 1961年に旧ソ連が世界で字初めて有人宇宙飛行に成功した。
○ アポロ以降、誰も月に行っていない。
→ 1969~1972年の3年間の間に6回月に到達したというが、
それで月を調べ尽したわけでもあるまいに。
ではここで、先ほど挙げた映像に関する疑惑を検証してみましょう。
まずは、「月ではためく星条旗の疑惑」について。月には空気がありません。だから、風が吹かない。ここまでは正しい。しかし、旗が揺れないわけではありません。
むしろ、月には空気抵抗が無いから、一度揺れた旗はいつまでも揺れ続ける のです。地球上で振った振り子は空気抵抗のために振れ幅が次第に小さくなってやがて止まりますが、もし空気抵抗が無ければいつまで経っても振れ幅は変わらないし、止まらない。エネルギー保存則です。それと同じで、宇宙飛行士が月面に突き立てたときに星条旗に与えた振動はいつまでも消えないのです。
よって、映像の中で星条旗が揺れていることはデッチ上げとする根拠にはなりません。むしろ、あのとき星条旗が揺れていたのなら、いま現在でも同じタイミングで月面で揺れ続けていることでしょう。そう考える方が自然です。
もう1つ「月面であらぬ方向を向く影の疑惑」について。これについては、地面が平らでなければいくらでも起こることです。月には水も空気もないから風化しません。つまり、地形がなだらかになりにくい。しかも空気の揺らぎがないということは、地形がそのまま影になる。そんなこんなを考えると、影があらぬ方向を向ているように写真に写るのは、いかにもありそうなことに思えます。
私は「アポロが月に行った」とも「行ってない」とも言うつもりはありません。ただ「行ってない」という主張は面白いし、けれどもその証拠をあげるのはなかなか難しいし、仮に映像が偽造だとすると「かなり手の込んだ策略だなぁ」と感心したりもするわけです。
国際宇宙ステーションの軌道
国際宇宙ステーションは地球の上空400kmを秒速約7.7kmで飛び、約90分で地球を一回りしています。これより遅ければ地球に落ちてしまいます。これより速ければ宇宙に飛び出してしまいます。高度400kmを飛びながら、落ちもせず飛び出しもしないちょうどいいスピードが秒速約7.7kmというわけです。
ところで、地球の直径は12800kmです。そこで、国際宇宙ステーションの軌道を、なるべく正確な縮尺で描いてみました。〈図1〉が地球と軌道を丸ごと描いたもの、〈図2〉がそれらの一部を描いたものです。こうして描いてみて、意外と地表すれすれを回っているんだなぁと思った次第です。
他の人工衛星はどうでしょうか。典型的な人工衛星に静止衛星があります。公転周期(地球の周りを1周回る時間)が地球の自転周期とちょうど同じ24時間になる人工衛星で、地球から見ると静止しているように見えます(正確にいうと、赤道の真上の軌道を回る静止衛星は地球から見て静止しているように見えますが、それ以外の軌道を回る静止衛星は南北方向に少しぶれているように見えます)。その使用目的は、放送衛星・通信衛星・気象衛星などです。
静止衛星の高度は約36000km。国際宇宙ステーションの高度が400kmでしたから、その90倍です。地球の半径6400kmと比較すると、その5.6倍です。では、再び描いてみましょう。
〈図3〉がそれです。地球の大きさを〈図1〉の4分の1にしました。国際宇宙ステーションよりはるかに高いところを飛んでいることがわかるでしょう。この縮尺では国際宇宙ステーションの軌道は地球表面とほぼ重なってしまいます。
宇宙エレベータの無重力ステーションはこの軌道上に作られます。これより低いところには地球の重力が働きますから、下に引っ張られます。無重力ステーションより高いところには遠心力が働いて外に引っ張られますから、そこに宇宙船発射台を設置すれば、切り離すだけで宇宙船は宇宙に飛び出します。〈図4〉に示しましたが、この縮尺では宇宙エレベータ本体ならびにステーションの大きさはほとんどゼロになってしまいますので、点で位置だけを表しています。
さて、他に地球を回っているものといえば、月ですね。月の半径は1737km、地球の半径の約4分の1です。地球から月までの距離は384400km、静止衛星の高度の10倍強です。では続いて地球と月と月の軌道をなるべく正しい縮尺で描いてみましょう。
〈図5〉の真ん中の円が地球です。そのすぐ外側の点線が静止衛星の軌道です。そして、大きな円が月の軌道です。軌道上に月を描きましたが、軌道の点線に埋もれてしました。見えるでしょうか。
もうちょっと大き目に描いたのが〈図6〉です。月ははっきりわかるでしょうけれども、軌道ぜんぶは入りきらなくなりました。
アポロはこんなに遠いところまで行ったんですね。かぐや姫はこんなに遠いところからやってきたんですね。
ここまで「地球の周りを回るもの」を3種類、国際宇宙ステーションと静止衛星と月の大きさ・位置関係をなるべく正しい縮尺で描いてきました。こうして描いてみると、国際宇宙ステーションが地表すれすれを飛んでいること、月がべらぼうに遠いことが実感できますね。
それはそうと、かぐや姫は結婚する気がさらさらないのに取引をするような素振りをして、ありもしないものを持ってこいと無茶を言う。それでもあきらめきれない男どもは月から来た使者を追い返そうとしましたが、かぐや姫は「はい、さよなら」と月へ帰りました。
ところで、かぐや姫と結婚する方法が1つだけあったんです。みなさん、お気づきでしょうか。というのは、かぐや姫といっしょに御車に乗り込んでしまえばよかったのです。そうすればかぐや姫と結婚できて、さらに加えてアポロ11号のアームストロング船長よりも先に月面着陸できたはずなんです。例の男たち、惜しいことをしましたね。
ところで、地球の直径は12800kmです。そこで、国際宇宙ステーションの軌道を、なるべく正確な縮尺で描いてみました。〈図1〉が地球と軌道を丸ごと描いたもの、〈図2〉がそれらの一部を描いたものです。こうして描いてみて、意外と地表すれすれを回っているんだなぁと思った次第です。
他の人工衛星はどうでしょうか。典型的な人工衛星に静止衛星があります。公転周期(地球の周りを1周回る時間)が地球の自転周期とちょうど同じ24時間になる人工衛星で、地球から見ると静止しているように見えます(正確にいうと、赤道の真上の軌道を回る静止衛星は地球から見て静止しているように見えますが、それ以外の軌道を回る静止衛星は南北方向に少しぶれているように見えます)。その使用目的は、放送衛星・通信衛星・気象衛星などです。
静止衛星の高度は約36000km。国際宇宙ステーションの高度が400kmでしたから、その90倍です。地球の半径6400kmと比較すると、その5.6倍です。では、再び描いてみましょう。
〈図3〉がそれです。地球の大きさを〈図1〉の4分の1にしました。国際宇宙ステーションよりはるかに高いところを飛んでいることがわかるでしょう。この縮尺では国際宇宙ステーションの軌道は地球表面とほぼ重なってしまいます。
宇宙エレベータの無重力ステーションはこの軌道上に作られます。これより低いところには地球の重力が働きますから、下に引っ張られます。無重力ステーションより高いところには遠心力が働いて外に引っ張られますから、そこに宇宙船発射台を設置すれば、切り離すだけで宇宙船は宇宙に飛び出します。〈図4〉に示しましたが、この縮尺では宇宙エレベータ本体ならびにステーションの大きさはほとんどゼロになってしまいますので、点で位置だけを表しています。
さて、他に地球を回っているものといえば、月ですね。月の半径は1737km、地球の半径の約4分の1です。地球から月までの距離は384400km、静止衛星の高度の10倍強です。では続いて地球と月と月の軌道をなるべく正しい縮尺で描いてみましょう。
〈図5〉の真ん中の円が地球です。そのすぐ外側の点線が静止衛星の軌道です。そして、大きな円が月の軌道です。軌道上に月を描きましたが、軌道の点線に埋もれてしました。見えるでしょうか。
もうちょっと大き目に描いたのが〈図6〉です。月ははっきりわかるでしょうけれども、軌道ぜんぶは入りきらなくなりました。
アポロはこんなに遠いところまで行ったんですね。かぐや姫はこんなに遠いところからやってきたんですね。
ここまで「地球の周りを回るもの」を3種類、国際宇宙ステーションと静止衛星と月の大きさ・位置関係をなるべく正しい縮尺で描いてきました。こうして描いてみると、国際宇宙ステーションが地表すれすれを飛んでいること、月がべらぼうに遠いことが実感できますね。
それはそうと、かぐや姫は結婚する気がさらさらないのに取引をするような素振りをして、ありもしないものを持ってこいと無茶を言う。それでもあきらめきれない男どもは月から来た使者を追い返そうとしましたが、かぐや姫は「はい、さよなら」と月へ帰りました。
ところで、かぐや姫と結婚する方法が1つだけあったんです。みなさん、お気づきでしょうか。というのは、かぐや姫といっしょに御車に乗り込んでしまえばよかったのです。そうすればかぐや姫と結婚できて、さらに加えてアポロ11号のアームストロング船長よりも先に月面着陸できたはずなんです。例の男たち、惜しいことをしましたね。
2019年5月13日月曜日
空でチカチカ光るもの
1994年にロサンゼルスで地震が起きて、停電になった。地震と停電で大騒ぎしているときにそんな質問がたくさんやってきて、お役所の方は困ってしまったようです。
そのとき役所や研究所にたくさんの問い合わせの電話があったそうだ。
「空でチカチカ光るあれは何だ? すごくたくさんあるぞ。UFOか?」と。
津波は防波堤を越える
普通の波では、水は 上下 に動く。1つの波の幅は 数m 。高潮も同じ。波は後から後からやってくるが、水そのものが移動してくるわけではない。水の一部が防波堤を越えても、越えなかった水は海に戻っていく。
一方、津波は水そのものが 横 に移動する。その幅は km 単位の大きさである。防波堤にあたった水は、後ろからやってくる水に押されて防波堤を駆け上がる。津波の高さは地形にもよるが、まず第一に移動する水の 体積 によって決まる。
一方、津波は水そのものが 横 に移動する。その幅は km 単位の大きさである。防波堤にあたった水は、後ろからやってくる水に押されて防波堤を駆け上がる。津波の高さは地形にもよるが、まず第一に移動する水の 体積 によって決まる。
自衛する免疫機能
免疫とは、それが宿る生物の体を守るためのものだが、免疫それ自体を守る働きをすることがある。前者(それが宿る生物の体を守る)は、体内に有害な異物が入ってきたときにそれをやっつけることであり、それが本来の免疫の働きである。後者(免疫それ自体を守る)は、その能力を維持するために行う活動で、免疫の本来の活動ができない場合に限ってこの活動は行われる。
すなわち、細菌やゴミなど有害な異物が一定量体内に入ってくるなら、免疫はそれをやっつけるだけだ。他のことはしない。する必要が無い。けれども、いつまで待っても攻撃対象が現れないと、免疫は自衛手段に出る。無害な物に対して、すなわち本来攻撃する必要が無い対象を攻撃する。これがアレルギー症状である。
平和な世の中であっても定期的に軍事演習をするようなもので、何故そんなことをするかというと、軍事力を維持するためである。免疫も同じだ。定期的に実戦するか、もしくは実戦を想定した演習を行わないと、その能力を維持できない。
「小人閑居して不善をなす」ということわざは免疫にも当てはまる。ヒマにさせておくとロクでもないことを始める。だから、ヒマにさせない方がいい。むしろ、ときどき毒を盛ってやった方がいい。そうすればきっと免疫は正常に働く。反対に、そうでもしないと免疫は人体に全く無害な花粉のような物に対して攻撃を仕掛ける。花粉症を薬で抑えることは、免疫がその機能を維持しようとするのを妨害することだから、機能低下は必至だろう。
医学的なことはオレは知らない。なにはともあれ、花粉症がつらい。
すなわち、細菌やゴミなど有害な異物が一定量体内に入ってくるなら、免疫はそれをやっつけるだけだ。他のことはしない。する必要が無い。けれども、いつまで待っても攻撃対象が現れないと、免疫は自衛手段に出る。無害な物に対して、すなわち本来攻撃する必要が無い対象を攻撃する。これがアレルギー症状である。
平和な世の中であっても定期的に軍事演習をするようなもので、何故そんなことをするかというと、軍事力を維持するためである。免疫も同じだ。定期的に実戦するか、もしくは実戦を想定した演習を行わないと、その能力を維持できない。
「小人閑居して不善をなす」ということわざは免疫にも当てはまる。ヒマにさせておくとロクでもないことを始める。だから、ヒマにさせない方がいい。むしろ、ときどき毒を盛ってやった方がいい。そうすればきっと免疫は正常に働く。反対に、そうでもしないと免疫は人体に全く無害な花粉のような物に対して攻撃を仕掛ける。花粉症を薬で抑えることは、免疫がその機能を維持しようとするのを妨害することだから、機能低下は必至だろう。
医学的なことはオレは知らない。なにはともあれ、花粉症がつらい。
2019年5月8日水曜日
2019年5月4日土曜日
ボールを遠くに投げるための角度
【問】変数 t が正の値をとって変わるとき、
点 P(acosθ・t , asinθ・t-t2)について考える。
ただし、a とθは定数で、a>0 ,0°<θ<90° である。
《 答え 》
(1) x=acosθ・t …① , y=asinθ・t-t2 …② とおく。
①より t=x/acosθ
②に代入して y=tanθ・x-x2/a2cos2θ (x>0) ← 放物線軌道を描く
(2) y=asinθ・t-t2=t(asinθ-t)=0 より t=asinθ(∵t>0)
このとき x=acosθ・t=a2 sinθcosθ=a2 sin2θ/2
(3) (2)より x が最大になるのは 2θ=90°⇔θ=45°のとき。
以上から、ボールを遠くに投げるには仰角45°の角度で投げれば良いことがわかる。
点 P(acosθ・t , asinθ・t-t2)について考える。
ただし、a とθは定数で、a>0 ,0°<θ<90° である。
(1) 点 P の軌跡を求めよ。
(2) 点 P の y 座標が 0 になるときの点 P の x 座標を求めよ。
(3) (2) の x 座標の値が最大になるのは、定数θがいくつのときか。
《 答え 》
(1) x=acosθ・t …① , y=asinθ・t-t2 …② とおく。
①より t=x/acosθ
②に代入して y=tanθ・x-x2/a2cos2θ (x>0) ← 放物線軌道を描く
(2) y=asinθ・t-t2=t(asinθ-t)=0 より t=asinθ(∵t>0)
このとき x=acosθ・t=a2 sinθcosθ=a2 sin2θ/2
(3) (2)より x が最大になるのは 2θ=90°⇔θ=45°のとき。
以上から、ボールを遠くに投げるには仰角45°の角度で投げれば良いことがわかる。
おにぎりと爆弾と大砲玉のエネルギー比較
次の中でエネルギー量がもっとも大きいのはどれだ?
今日の【宿題】です。誰への宿題かって? もちろん、あなたへの宿題です。
(理系の高校生には問答無用!でやらせたい。出題者の私はまだやっていませんが、意外とおにぎりのカロリーが高いんじゃないかと想像しています。みんなが爆弾や大砲玉よりもおにぎりを食べるのは、実はそれが理由なんじゃないか、と。)
- おにぎり
- おにぎり大の 爆弾
- 飛んでくるおにぎり大の 大砲の玉
今日の【宿題】です。誰への宿題かって? もちろん、あなたへの宿題です。
(理系の高校生には問答無用!でやらせたい。出題者の私はまだやっていませんが、意外とおにぎりのカロリーが高いんじゃないかと想像しています。みんなが爆弾や大砲玉よりもおにぎりを食べるのは、実はそれが理由なんじゃないか、と。)
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