他の資料も見てみましょう。2つ目の資料は総務省統計局のサイトで公表している「二人以上の世帯の貯蓄額の分布」(2017年)です。
【問2】 図2のグラフから「中央値の半分以下の世帯の割合(=相対的貧困率)」を求めてください。
先ほどの「所得」の分布より極端ですね。平均値はグラフに書いてあるように1812万円ですが、ピークはグラフの一番左の「100万円未満」です。すなわち最頻値は「50万円」となります。
さて、中央値はいくらでしょうか。また、このグラフから「大人の相対的貧困率」を求めるといくらになるでしょうか。
下から順に割合を足していくと、1000万円までで49.1%となります。つまり中央値は約1000万円とわかりますが、総務省統計局のサイトによると「中央値は1016万円」との記載があります。
その半分は508万円。グラフから500万円以下の割合を足すと、30.4%ですから、「ほぼ3.3世帯に1世帯が相対的貧困」ということになります。この数値を見ると、「子供の相対的貧困率」は「大人の相対的貧困率」に比べてむしろ少ないという見方もできますね。
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