2019年3月16日土曜日

数学嫌いの女の子、読書嫌いの男の子

 男の脳は1点集中が得意で、女の脳は全体把握が得意なのである。原始の時代から男は獣を追い、女は木の実を探した。その生活スタイルがそれぞれの脳に今でも生きている。
 さて、なぜ女子高生は数学が嫌いになり、男子小学生は読書が嫌いになるのか? 答えは、高校の数学を男の先生が男の発想で教え、小学校の国語を女の先生が女の発想で教えるからだ。

 詳しく説明しよう。男は理屈だけで数学を受け入れられるが、女は他とのつながりで数学を受け入れる。つまり、どこでどのように使われるかが、女にとっては大事なポイントだが、男にとってはどうでもいいことなのだ。
 ところで、男の中でも理屈が特に大好きな人が大学の数学科に進んで、数学専門の教員になる。そして彼らは、理屈だけで数学を教えようとする。そのやり方は、男には合うが、女には合わない。男はそのやり方を支持するが、女は数学が嫌いになる。
 そして男の数学教員は言う。「男は数学ができるのに、女はできない」と。

 逆の現象が、小学校の国語で起きている。女は物語が好きで、男は雑学が好きだ。つまり、女はひとつながりのとまとまったストーリーを好むが、男は雑学の寄せ集めで十分楽しめる。
 ところで、小学校の先生は女性が多い。確かに、子供をまるごと受け入れるのは女の方が向いている。そして彼女らは、子供たちに物語を読ませようとする。そのやり方は、女には合うが、男には合わない。女の子は喜んでファンタジーやメルヘンを読むが、男の子にはつまらない。
 そして女の先生は言う。「女の子はよく本を読むのに、男の子はちっとも読まない」と。

 ところで、これらのことは女と男の宿命かというと、そうではない。高校数学で、それが有効に使える場面を伝えたり、生活実感を伴うような教材を使えばよいのである。小学校の読書で、クイズでもなぞなぞでも、雑学を仕入れられるような本を読ませればいいのである。そうすれば女子高生は数学が好きになり、得意になる。 男子小学生は国語が楽しくなり、本を読むようになる。
 男の脳は標的に向かい、女の脳はどこまでも広がる。 男の脳は分析脳で、女の脳は統合脳。男と女ではおまたのデザインがまるで異なっているように、脳の働きも異なっている。そういうものなのである。


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