(1) お元気ですか!?以上がメッセージの要点です。この場で順不同で答えます。
(2) 客に保障の必要さを伝えるために、
(3) 入院してどのくらいお金がかかったか、
(4) 仕事ができない間どんな苦労があったか、
(5) 電話でインタビューさせてください!
まず(2)についての私の見解から。
日本は公的医療保障が手厚い。すべての人が「健康保険」に加入していて、かかった医療費のうち通常3割程度を負担すれば済みます。その保険料は所得に応じて決められていて、所得が多い人は保険料が高く、所得が少ない人は保険料が安い。社会保障・所得再分配の機能も兼ね備えた、公的医療保険ならではの仕組みです。これは国民全員に義務付けられていて、逃れるすべはありません。
それでも大変だという場合は「高額医療費制度」があります。これも年齢や所得に応じて上限額が変わるので、社会保障的な意味合いが強い制度です。
さて、それでもあなたは民間の医療保険に入りますか?
民間の医療保険は、所得とは無関係に、リスクと保障範囲に応じて保険料が決まります。すでに強制的に健康保険に加入させられていて、それで医療費の7割はカバーされて、それでも足りなければ高額医療費制度があって、まだ足りないですか? もちろんもっと手厚い医療保険があれば心強いかもしれませんが、そのためにはさらに保険料がかかるのですよ。
病気になったり怪我をしたりして働けなることを心配するかもしれませんが、その場合は失業保険があります。被雇用者は必ず入っています。収入が多い人は民間の保険がなくても医療費を払えるんじゃないですか? 収入が少ない人は保険料を払うと生活がさらに苦しくなるんじゃないですか? そう考えると、民間の医療保険に入った方がよいというケースはほとんど無いんじゃないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。現に私は家族ともども医療保険に入っていません。
続いて、(3)「私が入院してかかった金額」について。
私の場合はスキー部の合宿中に骨折したわけですから、実は「労働災害」(俗にいう労災)認定されて、全額労災保険から下りました。結局びた一文自腹は切っていません。
もし健康保険を使って3割負担になっても、一応給与所得者ですから、その支払いのために生活に困るということはなかったでしょう。実際入院してみたものの「医療保険に入る必要はない」という考えは揺らぎません。
さらに、(4)「仕事ができないことによる苦労」について。
足の骨折で自由に動けないことで気分的には晴れませんでしたが、たまたま高校3年生を多く持っていた年の3学期でしたから、仕事上の支障はあまりありませんでした。準備していた オプションの講座 がなくなったことがちょっと残念でしたが、むしろ開き直って家でのんびりしてました。
そして、(5)「電話でインタビュー」について。
上に書いたことで足りないなら、もしくはこんな私に保険商品を売り込もうという意思があるなら、電話ください。
最後に、(1)「お元気ですか?」について。
ブログかフェイスブック見てりゃ元気なことくらいわかるだろっ!?
メッセージくれてありがとう。こうして答えることで3部作「保険の損得」が完成しました。
◇ 保険金殺人の成功率おかげさまで「仮題:感じる科学、味わう数学」のネタがまた1つ増えました。これに懲りずにまたメッセージくださいね。お互いに人脈なんですから。
◇ 原発誘致という逆保険の論理
◇ それでもあなたは医療保険に入りますか?
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