20世紀は現実(リアル)が拡大した時代だった。21世紀は仮想(バーチャル)が拡大する時代になった。
そして、仮想(バーチャル)と現実(リアル)が同期(シンクロ)する。現実(リアル)にあるすべてのもの1つ1つに記号が振られ、仮想(バーチャル)世界に取り込まれる。そのデータを使って、仮想(バーチャル)が現実(リアル)を動かしていく。こうして仮想(バーチャル)と現実(リアル)の境が無くなっていく。
良い悪いの問題ではなく、その方向に仮想(バーチャル)と現実(リアル)が動いている今がある。
たとえば、スマホに向かってどこどこに行きたいと言えば、自動運転の車が運んでくれる。腕時計型端末が自分の体温や脈拍などのデータを集めて、ネットを介してアドバイスや錠剤などを送り返す。攻撃力と防衛力が展開する主戦場は仮想(バーチャル)世界になり、その影響が現実(リアル)社会に直に反映する。
仮想(バーチャル)の拡大に伴って、現実(リアル)はむしろ縮小する。車は売れなくなり、医者は要らなくなり、軍事費は安くて済む。それだけ社会が効率的になるということでもあり、仕事が減るということでもある。
Internet of Thing(IoT)とは、つまりそういうこと。今の中学生が社会に出るころには、たぶんそういうことになっている。
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