(2018年夏)
数学研究同好会の合宿3日目、和算に詳しい顧問の引率のもと、合宿所近くのお寺に奉納してある古い算額を見せてもらいに行った。一応顧問である僕もついて行った。
算額は2つ残っていたが、どちらもお堂の壁の上の方に掲げてあって、文字はよく見えなかったが、扇子の図柄の中に円と半円が描いてあるのはわかった。
それとは別に俳諧の額もあって、「シチタイノレイブツ」(「七体の霊仏」の意か?)の9文字を3×3に並べて、縦・横・斜に並ぶ3文字を含めて詠む形の俳諧が奉納されていた。
「観光寺ではなく、檀家を抱える菩提寺」と住職も言っていたが、それにしても山門を入ってから108段ほどの階段を登り、別の門には大きな草鞋(わらじ)が掲げてあったりと、なかなか立派で趣深いお寺(寺尾七尊観音堂、曹洞宗正眼寺)だった。
駅からお寺に向かう途中、国道脇にとても小さな神社があった。合宿所もお寺も新潟県南魚沼市。お米の美味しいところ、スキー場がたくさんあるところという認識はあるが、文化的・宗教的にも面白い土地なのかもしれないと思った。
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