2019年4月7日日曜日

「考えることに価値がある」という確信

 優秀なビジネスマンになるための条件、成果を出すリーダーの条件は、
「考えることに価値がある」という確信
があること。「根拠のない確信」であってもいい。けれども「揺るぎない確信」でなければならない。いわば「信仰にも似た確信」である。
 いつでも結果に向かってまっしぐらに考えられるわけではない。むしろ多くの時間は堂々巡りに費やされる。疑問や悩みという形で現れることも多い。それらをひっくるめて、
「考えることに価値がある」という確信
を持てるかどうかが、優秀なビジネスマンになれるかどうか、成果を出すリーダーになれるかどうかの分かれ目だ。
 その確信があれば、考えることが楽しくなる。習慣になる。そして、考えることが上手くなる。
 考えることを止めようという誘惑は多い。「早く結果を出したい」「他の人に分かってもらえない」などなど。だから、その確信が無ければ、突き詰めて考えることをしなくなる。そして次第に考えないようになる。
 自分の考えは、自分のものだ。だから、みんな違う。同じ課題を考えたとしても、同じテーマに取り組んだとしても、誰一人として同じ考えは無い。そこで、議論が始まる。
「考えることに価値がある」という確信
があれば、そこに多様性を見る。そして議論が豊かになる。その確信が無ければ、そこに対立だけを見る。そして勝ち負けの争いが始まる。もしくは争いを避けて、ただ同調する。

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