2019年4月15日月曜日

ミカンを投げる

 ミカンをひと房ポォーンと上に投げて、落ちてきたところをお口でパクッ。「やめさない!」by 妻。・・・ちゃんとキャッチしたのにぃ。。。
 食べ終わったミカンの皮をフワッと投げて、ゴミ箱にストン。「いいかげんにしなさい!」by 妻。・・・しっかりゴミ箱に入ったのにぃ。。。
 「もー、子供みたいなことして・・・ってゆーか今どき、子供だってそんなお行儀の悪いことしないわよ!」。妻に怒られました。
 そのとき、ハタと気がつきました。「そっか、今どきの子供はこれをやらないからダメなんだ」

 ミカンを上に投げるときの柔らかさ、微妙な力加減。ミカンが手を離れる感触に合わせて、すばやく動く頭。これらがうまく連動しないと、ミカンをキャッチできない。
 ミカンの皮をゴミ箱に投げ入れるときは、方向よりも力加減がポイント。ゴミ箱に入れるのはあんがい難しい。放物線の軌道がゴミ箱のすぐ上を通過し、その位置で速度が大きく引力方向に向いていることが条件だ。
 子供をスポーツ・クラブに入れても、スクールに通わせても、この柔らかさ、微妙な力加減は身につかない。それは日常生活の中で、あるいは遊びの中でこそ身につくものなのだ。
 だから、妻のように「行儀が悪いから、やめなさい!」と言うのは間違っている、たぶん。むしろ子供にこれを奨励し、ときには大人がやって見せることが必要なんじゃなかろうか。

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