2019年4月22日月曜日

mission@スキー部の春大会

(2016年4月末)

 みなさんには信じられないことでしょうし、私にも信じがたいことなんですが、実は今スキーの大会に来ています。東京都の高校スキーの春の大会です。
 場所は群馬県嬬恋村。「雪があるのか?」とお思いでしょう。ない。けれども人工降雪機で作ってなんとかやっています。
 とはいえ、いくら人工降雪機を使っても、気温が上がったり雨が降ったりすれば融けます。というわけで、やれるかやれないかはその日になってみないとわからない。
 そして結局、大幅に予定を変更しながら、出来ないなりにやっているというのが実際です。それはそれで仕方がないのですが、結果として暇な時間ができます。予選敗退ということになれば、なおさらです。

レストハウスから見た景色        大会のコース   

 そこで私は考えた。自由な時間がたっぷりあるなら、開き直ってスキー以外のことをやろうじゃないか、と。そして部員たちにいくつかの mission を与えました。次の10個の中から好きなものを選んで、何人かのチームで取り組んで、明日の夜のミーティングでプレゼンしろ、と。

○ スキー部の大会で嬬恋村にいるというこの機会をとらえて、次のことをネットで調べるなどして考察せよ。
mission 1》 真田家または武田家にとっての、嬬恋の地の戦略的重要性。
mission 2》 宿泊地である鹿沢温泉と、近くにありそうな断層との関係。
mission 3》 大会役員がせっせと撒いていた「硫安」とやらの化学式と効果。
mission 4》 生卵とゆで卵ではどっちが速く転がるか? → スキーで速く滑る秘訣は?
mission 5》 固体の板と固体の雪でなぜ滑るのか? → スキーで速く滑る秘訣は?
mission 6》 暖冬・雪不足は今年だけの現象か、これから先も続くトレンドか。
mission 7》   〃   の影響による嬬恋村のマイナス経済効果を算出。

○ 普段学校でやっている勉強をここでもやろう。ただし、みんなが居るという条件を生かして。
mission 8》 学校の勉強。ただし、学校や家でやるとは違うやり方で。
mission 9》 本を持ってきているなら、友達と交換して読む。

○ その他
mission 10》 友達が感心し、かつ将来に生きるような変わった時間の使い方。

 さぁて、どうなることやら。



 娘からスマホにメッセージが入った。
娘:雪あるの?
私:ない。
娘:大会できてんの?
私:やってる。
娘:がんばれ。
私:ありがとう。
なかなかよく出来た娘だと思う。私との掛け合いもしっかりかみ合っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿