混色の原理をMSワードで体感できます。文字列を選択して「ホーム」リボン→「フォント」→「フォントの色」と進むと、ウィンドウが開きます。さらに「ユーザー設定」タグをクリックすると、右のようになります。
描図形を選択して「描画ツール」リボン→「図形のスタイル」→「図形の塗りつぶし」を進んでも同じウィンドウが開きます。
ウィンドウの中の「赤」「緑」「青」の値は、それぞれの色の光の強さを表しています。0から255まで256段階で変えられます。3色とも0のときが光が全く当たっていない状態で、「黒」を表します。3つとも255のときが3色とも最も強い光を当てた状態を表して、このとき3色を重ね合わせると「白」になります。
右図は「赤」の強さが最高の255で、「緑」が99の中程度の強さで、「青」は0つまり全く当てていない状態です。このとき、オレンジ色に近い色になりました。右図の数字の右にある「▼」「▲」ボタンをクリックすれば光の強さを1段階ずつ変えられます。
このような手順で文字の色でも図形の色でも、細かく決めることができます。ワードに限らず、エクセルでもパワーポイントでもほぼ同じ操作で色を変えることができます。
ちなみに、255を2進法で表すと「11111111」(←1を8個並べた数)です。要するにコンピュータの画面では「赤」「緑」「青」の各色あたり8ビット(=1バイト)使って28(=256)段階の光の強さを決め、その3色を重ね合わせて約1600万色の色を作っているということです。
理屈を学んだ後に、この要領で文字色でも図形の色でもエクセルのセルの色でも実際に色を変えてみれば、腑に落ちることでしょう。
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