2019年5月4日土曜日

ボールを遠くに投げるための角度

【問】変数 t が正の値をとって変わるとき、
     点 P(acosθ・t , asinθ・t-t2)について考える。
   ただし、a とθは定数で、a>0 ,0°<θ<90° である。
(1) 点 P の軌跡を求めよ。
(2) 点 P の y 座標が 0 になるときの点 P の x 座標を求めよ。
(3) (2) の x 座標の値が最大になるのは、定数θがいくつのときか。



《 答え 》
(1) x=acosθ・t …① , y=asinθ・t-t2 …② とおく。
   ①より t=x/acosθ
   ②に代入して y=tanθ・x-x2/a2cos2θ (x>0)  ← 放物線軌道を描く

(2) y=asinθ・t-t2=t(asinθ-t)=0 より t=asinθ(∵t>0)
   このとき x=acosθ・t=a2 sinθcosθ=a2 sin2θ/2

(3) (2)より x が最大になるのは 2θ=90°⇔θ=45°のとき。

以上から、ボールを遠くに投げるには仰角45°の角度で投げれば良いことがわかる。

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