2019年3月13日水曜日

人工知能時代の確率・統計の学び方(1)




 人工知能の燃料は、ビッグデータです。すなわち統計なくして人工知能は動きません。燃料を力に変えるエンジンが、数学です。エンジンが変われば、得られる力も変わります。そしてそれらを制御するのがプログラミング。規則正しく事を進めるための仕様書です。すなわち「統計+数学+プログラミング=人工知能」と言っても過言ではありません。

 統計で大事なのは「社会を見る目線」です。数字の処理より、むしろ感性が大事です。また、ここでの数学の使い方は、理論をはめ込むことです。計算は機械がやります。そして、プログラミングは言語です。その工程は翻訳作業・編集作業に似ています。ですから人工知能に文系も理系もないのです。それは今どきの一般教養だととらえましょう。

 数学が嫌い・苦手だという人こそ、統計とプログラミングと人工知能を学びましょう。数学は「抽象的で、非現実的で、どこで役に立つかわからない」と言う人がいます。でも、統計とプログラミングと人工知能は十分に「具体的で現実的で実用的」ですよ。数学が嫌いでも苦手でも、統計やプログラミングや人工知能に向いている人はいくらでもいますよ。


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