【1】
すべての放物線が相似であることを証明せよ。
【2】
底の異なる2つの指数関数は相似なのかな?
【1】
定理:
すべての放物線は相似である。
証明:すべての放物線は、回転・平行移動すれば y=ax
2 (a≠0) の形になる。(自明)
放物線 y=ax
2 を原点を中心に a 倍に拡大・縮小すると放物線 y=x
2 になる。
(∵ 放物線 y=ax
2 上の点を (t , at
2) とし、x 座標・y 座標をそれぞれ a 倍すると
(at , a
2t
2) となり、放物線 y=x
2 の式を満たす)
以上で、すべての放物線が相似である(つまり1つしかない!)ことが示された。//
【2】
???(未解決)
ちなみに楕円や双曲線は相似ではない。三角形や四角形など多角形も相似ではない。3次関数も4次関数もサインもコサインも相似ではない。(円どうしや正方形どうしは相似だが、それらは楕円や四角形の一部であって、楕円全体・四角形全体でみると相似ではないので、ここでは相似とみなさない)
さて、ある種の図形がすべて相似だという例が他にあるかと考えると、直線だ。つまり放物線は直線と同じくらい基本的な図形なのである。
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