2019年3月30日土曜日

エネルギーについて考える(資料作成のツボ)

情報科の教材「エネルギーについて考える」の《テーマ》は10個。
1.石油    2.石炭    3.水力    4.原子力   5.地熱
6.太陽光   7.風力    8.バイオ   9.エコカー  10.地球温暖化

プレゼンのために作るスライドは全部で6枚。
<スライド1> テーマ氏名を大きくはっきりと書く。
<スライド2> ネットから関連する統計データを探して、表を作りグラフ化する。
<スライド3> 前のスライドで引用した統計を分析して、そこから読み取れることを書く。
<スライド4> 発電の仕組み原理など。あるいは、そのエネルギーの特性
<スライド5> その発電のメリットデメリットをそれぞれ3つずつ挙げる。
<スライド6> 考えたり議論したりする際の論点焦点を、自分の問題意識に沿って提案する。



 さて、上記10個のテーマはそれでもかなり広いんです。それをさらに絞って、自分で考えるときの焦点、他人と議論するときの論点を提出するのが<スライド6>です。
○ 環境負荷、○ コスト、○ 資源量、○ 安全性、○ 将来性、○ 自作するなら、
など観点はいくらでもあります。それを全部盛り込もうとすると、言いたいことがはっきりしない、焦点のボケたプレゼンテーションになってしまう。それじゃぁ発表する人も聴く人もあまり面白くないんですね。

6枚のスライドのうち、もっとも大事なのは<スライド6>の「論点・焦点」です。それを支えるのは、各自の興味・関心であり、問題意識です。
 本来は、それがまずあって、そこに集約するように「データ→分析」と「仕組み・特性」と「メリット・デメリット」を選ぶべきです。そして、最後に<スライド1>の「タイトル」が決まる。これが理想形です。
 <スライド1>から順番に作っていくと、「データ → 分析」と「仕組み・特性」と「メリット・デメリット」がまるで別方向を向いて、最後の<スライド6>に行き着いたときには何も書けなくなってしまうでしょう。


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