妻 : いまどこ?プチッ ツーツーツー
夫 : ○○広場。
じゃぁ、そこから右の方の通りを進んだところのお店に私いるから、来て!
えっ?
すぐ近くなんだから、早く来てよ。
右って ・・・
はぁ? あなた、右と左の区別もつかないの?
いや、そういうことじゃなくて ・・・
あなたはいつもそうなのよね。 この前も ・・・
おまえ、オレがいまどっち向いてるのか分かってんの?
そんなもん分かるわけないじゃない! またそうやって人の話をはぐらかすのね。
だから、右ってどっち?
もーいいかげんにしてよ! 私が行きそうなお店くらい分かるでしょ!
そんなこと言われても ・・・
あなたは私に関心がないから、そういうことも分からないのよね。もういいわよ!
いや、そんなことはないけど ・・・
私、もうお腹ペコペコなの! あなたのせいよ!
そんなぁ 。。。 このときばかりはボクが怒られる筋合いはないと思うのだが ・・・ あるのかな?
「右」と言った時点で妻にとってはそれはもう済んだ話で、僕は一人置いてけぼりを食らう。そして僕が事情を説明しようとする頃には、妻の話は別の方に移ってしまっている。
かくも、女と男が分かり合うのは難しい。
で、オレはどっちへ行ったらいいんだ?
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