2019年3月31日日曜日

車のおもちゃと収納棚を製図する

◇ 目的・機能(使う場所、使いやすさ、デザイン)を考える。
◇ 構造・材料(丈夫さ、材料費)を選ぶ。
◇ 製図(ラフなスケッチから具体的で詳細な設計図へ)する。
◇ 製作(材料入手→加工→組み立て→仕上げ)する。
これらをひっくるめて「設計」といいます。ところで、授業でやるのは「製図」までです。製作は省略します。

 さて、製図のきまりに従って、製図してみましょう。お題は「車のおもちゃ」と「収納棚」の2つ。
 自由に考えてくれていいですが、あまり複雑なものを作ろうとするときりがないので、
ある程度シンプルなもので結構です。でも、お約束として、
◇ キャビネット図または等角図のどちらか一方を描く。
◇ 投影図を描く。
◇ 寸法を入れる。
ことは守ってください。なお「車のおもちゃ」では最低1ヶ所の
面取り(平面または円形に)を入れてください。
 また、タイヤが動かなくてもかまいません。(タイヤが動くようなものは難しい)
 「収納棚」では多少の力が加わっても壊れないような丈夫なもの
を製図してください。



 一輪車みたいなものでも、リアルにやろうとすると寸法を全部確定して表示するのは難しい。だから、シンプルなおもちゃでいいんです。それでもいろいろ決めなきゃいけないことはありますから。
 また、前の課題で中が詰まったものだけを描いたので、厚さを無視して見取り図を描く生徒が何人かいた。けれどもそれじゃぁ板の厚さも強度もゼロになっちゃって、そんな収納棚を作れるわけがありません。


 まぁ頑張ってやってください。この課題にあてる時間は3時間。3時間で2つの課題を仕上げてもらいます。以上、製図の基本練習と合わせてのべ5時間で、製図の授業の中学生バージョン、完了です。

0 件のコメント:

コメントを投稿