2019年3月19日火曜日

身元引受人はつまり何を引き受けるのか?

 入院なんかしたいわけがないが、しなければならないときもある。骨折して足に金具を埋め込んで、しばらくしてそれを取らなきゃいけない場合などである。というのは、今年1月に僕はスキー場で骨折してそのときの手術で足に金具を埋め込んだ。それからそろそろ1年経って、それを取るために再び入院してたった今退院してきたところである。
 どこかのタイミングでやらざるをえない手術なわけで、嫌だけど仕方がない。気分的には懲役2泊3日の刑に服してたった今出所してきたようなもので、お勤めご苦労様でしたと声をかけたい気分でもある。骨はもうくっついているから普通に歩けるが、切って再び縫い付けたわけだから、多少は痛い。でも、余計なものが外れたから気分はいい。
 入院する前に入院の手続きをした。書類に「身元引受人」と「連帯保証人」の欄があって、別々の人物の署名・捺印が要るという。病院の担当者に聞いてみた。
 僕  : 身元引受人って、一体なにを引き受けるんですか?
担当者 : いちおう。
 僕  : (死んだら死体を引き取るってことかな?)

 僕  : 連帯保証人って、つまり何を保証しろってことなんですか?
担当者 : 念のため。
 僕  : (労災認定されてるから入院費払うのは僕じゃないんだけど)
誰かに署名・捺印してもらうためには僕は何らかの説明をするべきだと思うのだが、「いちおう、念のため」で説明になるのかな? そう言えば人は署名・捺印してくれるものなんだろうか?
 入院するのは嫌だから、せめてこんなやり取りでも楽しみたいなと思いつつ、とことん詰める場面でもないと思って、こちらから1つずつ質問して、答えになっていないような答えを引き出したところで引き下がった。
 なにはともあれ退院しました。めでたしめでたし。


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