a を仮数部といい、b を指数部という。要するに、仮数部 a が数字の並びを表し、指数部 b が位取りを表すということだ。a が数の精度を表し、b が大きさを表すといってもよい。
さて、コンピュータ内部では2進数で処理しているが、エクセルでは数を仮数部と指数部に分けて認識している。具体的には、仮数部に(符号も含めて)52ビット、指数部に(符号も含めて)12ビットを割り当て、合わせて64ビット(=8バイト)を使って1つの数を表現している(「倍精度」の場合)。
1.0101…0101×10101…010※ 仮数部の先頭(整数部分)は必ず 1 なので、無視する。
└ 仮数部 ┘ └指数部┘
52ビット 12ビット
仮数部に52ビット割り当てた結果として10進数で15ケタまで正確に計算できる(→詳細は こちら)ことになる。また、指数部に12ビット割り当てた結果として10進数で 10300 のような大きな数や 10−300 のような細かい数も扱える(→詳細は こちら)ことになるというわけだ。
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