2019年3月13日水曜日

ビッグバン理論のほころび

《腑に落ちる最新宇宙論(1)》

 10 km は 1 km の10倍 です。5万分の1の地図で 10 km の距離にあたる長さは、同じ地図上で 1km の距離にあたる長さの 10倍 です。そりゃそうですね。
 では、ここで人間も同じ縮尺で縮めてみましょう。時速 4 km で歩く人を5万分の1に縮めると、この人は5万分の1の地図上で 4 km にあたる長さを 1時間 で歩きます。ですよね。
 つまり、人間も含めてすべてを同じ縮尺で縮めると、人間にとっての距離感は何も変わりません。物差しも同じ縮尺で縮めば、縮んだことに誰も気づかないでしょう。

 さて、ビッグバン理論によると、宇宙はあるとき大爆発を起こして、それ以来拡大を続けているといいます。遠くにある星ほど速く遠ざかっていることが観測されていて、それが宇宙が膨張している証拠だといいます。
 でも、どうでしょうか。 宇宙に始まりがあって、端っこがあって、膨張しているなんて納得できますか? それを説明するために 「真空エネルギー」 やら 「ダークマター」 なんてことを言い出す科学者もいますが、そんなもの信じられますか?

 ところで、その理論も観測結果もある1つの想定の上になりたっています。それは「観測している私たちの大きさが変わっていない」という想定です。
 でも、それが確かだという根拠は何もありません。みなさん、そろそろお気づきですね。
 そうです、宇宙が拡大しているとは限らないのです。人間も物差しも銀河も、すべてが縮小しているかもしれないのです。それぞれの場所で全部が小さくなれば、あたかも距離が離れたかのように見えますね。

 この理論、「ビッグ バーン!理論」に対抗して、「スモール シューン... 理論」といいます。宇宙にあるすべての物質があるとき縮み始め、今も縮み続けている。宇宙の始まりやら端っこやらナンたらカンたらを持ち出さなくても、この理論ですべて説明できます。

 腑に落ちました?



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