2019年4月4日木曜日

100m競争予選(エクセル関数)

次にあげる関数のいずれかを使って答えなさい。

= 四則計算 (+, -, *, /)= SUM (セル範囲)
= AVERAGE (セル範囲)= COUNT (セル範囲
= MAX (セル範囲)= MIN (セル範囲)
= IF (条件式 , 真の場合 , 偽の場合)= ROUND (数値 , 桁数)
= ROUNDUP (数値,桁数)= ROUNDDOWN (数値 , 桁数)
= COUNTIF (セル範囲 , 検索条件)= RANK (数値 , セル範囲 , 順序)    
= VLOOKUP (検索値 , セル範囲 , 列番号

《問題》
 次表は、陸上競技の100m競争の出場選手リストと予選の結果集計である。出場選手は16人で、2組に分けて8人ずつで予選レースが行われる。決勝レースに進出できるのは、予選の各組3着までに入った6人と4着以下のうちの上位2人(同じ組から2人が選ばれることもある)の合計8人である。(たとえば1組が全員9秒台で2組が全員10秒台なら、1組から5人と2組から3人が決勝に進出する)
 次の関数式を答えよ。ただし、それぞれ下方向に18行目までコピーして正しく動く式を答えること。なお、棄権や失格などは考えない。エラー処理も考えなくてよい。
① A 列と B 列が出場選手リストである。F 列にゼッケン番号を入力したときに G 列にその選手名を表示させる。セル G3 に入る式を答えよ。
② H 列にレースの記録を入力したときに、I 列に組の中での着順(順位)を表示させる。セル I3 に入る式は、
  = IF (D3=1 ,  ア  ,  イ  )
のように書ける。  ア  イ  に入る式を答えよ。
③ 各組で3着以内に入った場合は J 列に「Q」(大文字の Q )と表示する(それ以外のときは何も表示しない)。
  セル J3 に入る式を答えよ。
④ 4着以下10人のうち上位2人の選手には L 列に「q」(小文字の q )と表示する。
  なお、L 列を完成させるために K 列を自由に使ってよい。セル K3 , L3 に入る式を答えよ。




《解答例》
① G3   = VLOOKUP (F3 , A$3:B$18 , 2)
② ア    RANK (H3 , H$3:H$10 , 1)
  イ    RANK (H3 , H$11:H$18 , 1)
③ J3   = IF (I3<=3 , ”Q” , ” ”)
④ K3   = IF (I3>=4 , H3 , ” ”)
  L3   = IF (RANK (K3 , K$3:K$18 , 1)<=2 , ”q” , ” ”)

《解説》
 試験では「出場者リスト」に高校1年生の陸上部員のリアルなゼッケン番号とボカした名前を使いました。ところで、今年の高校1年生の陸上部員が15人なので、2レース組むと1人分の余裕がある。そこで、北京オリンピックで世界記録で優勝したウサイン・ボルト(ジャマイカ)に登場してもらいました。表中のボルトの記録はそのときの優勝タイムです。ボルトがそれと同じタイムで走って2着だったということは ・・・ 部員の誰かが世界新記録!?
 ところで、ボクがエクセルの問題を作ると陸上ネタばっかりになっちゃいます。過去にも「駅伝の区間賞」やら「室伏選手のハンマー投げ」やら「リレーのオーダー表」やら。
 部員をひいきしてるんじゃありません。陸上競技って数字の勝負だから、エクセル問題にピッタリなんです。

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