2019年4月4日木曜日

世の中の増減は率で変わる

【問】文中の括弧( , )から適当な方を選んで、文章を完成させてください。

 世の中の増減は率で変わる。人口増加率、経済成長率、金利…。率で変わるものは指数関数的に変わる。直線的に変わるわけではない。なお、現実には底は一定ではない。コロコロ変わる。
 指数関数的に変わるものは、べらぼうに大きくなる。もしくはやけに細かくなる。普通のグラフに収まらなくなる。そこで対数をとる。そうすると適度な大きさになる。しかも直線的な動きになる。つまり分かりやすくなる。扱いやすくなる。
 将来ビジネスを始めたと考えよう。伸び率が一定とは限らないが、起業して最初の r 年で売上が R 倍になり、続く s 年で売上がさらに S 倍になったとしよう。このとき、起業して最初の(r+s ,rs)年で売上が(R+S ,RS)倍になったことになる …(1) 。同じことを言い換えると、売上が(R+S ,RS)倍になるのにかかった年数は(r+s ,rs)年ということになる…(2) 。
 (1)と(2)は伸び率が一定であってもなくても言えることだが、伸び率が一定 a の場合には(1)を式で表すと指数法則 aras=ar+s になり、(2)を式で表すと対数法則 logaRS=logaR+logaS になる。そしてこの場合、年数は売上の(指数 , 対数)関数であり、売上は年数の(指数 , 対数)関数であると言える。



《答》
順に、 r+s  RS  RS  r+s  対数  指数

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