中国語には画数の多い繁体字(旧字体)と簡略化した簡体字(新字体)の2種類がある。中国本土では現在は簡体字を使っていて、政治体制の異なる台湾・香港・マカオでは昔ながらの繁体字を使っている。
繁体字と簡体字と日本語の漢字はそれぞれ微妙に違う。たとえば「中国語」は繁体字で 中國語 と書き、簡体字で 中国语 と書く。また、「繁体字」は繁体字で 繁體字 と書き、「簡体字」は簡体字で 简体字 と書く。
これくらいならどうにか読めそうだが、なかなか読みにくい文字もある。たとえば「漢字」は簡体字で 汉字 と書く。「台湾」は繁体字で 臺灣 もしくは 台灣 と書く。つまり、中国本土では自分たちの文字を 汉字 と書き、台湾では自分たちの国を 臺灣 と書いたりするわけだ。
汉字 という漢字、なんてシンプルなんだ! 臺灣 という漢字、おいおいいったい何画あるんだ?
ところで、拙著「高校生が学んでいるビジネス思考の授業」の 繁體字 版が 臺灣 の出版社から出ている。ボクに読めるかというと、中国語を読めるはずもないが、本の内容はよく知っているから、漢字を眺めていれば大体の意味は分かるだろう。
でも、そんなことより、こてこての漢字ばかりの本はインテリアとして良さそうだ。みなさんもインテリアにどうですか?
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