慶応大学総合政策学部2018「小論文」より
《資料6》7人の投票者と5つの選択対象がある。投票者が次のような選好を持つとしよう。
表
タイプⅠ(3人) | タイプⅡ(2人) | タイプⅢ(2人) | |
1位 | x | y | z |
2位 | y | z | x |
3位 | z | x | y |
4位 | u | u | u |
5位 | v | v | v |
この表によれば、「タイプⅠ」の3人は x , y , z , u , v の順で選好する。「タイプⅡ」の2人は y , z , x , u , v の順で、「タイプⅢ」の2人は z , x , y , u , v の順で選好する。
このとき、順位評価表から、x は 22 点、y は 21 点、z は 20 点、u は 7 点、v は 0 点となる。かくて、人々がみな正直に投票すると、x が勝つ。しかし、タイプⅡの中の1人が y , z , u , v , x と選好を変えると、y が 21 点、z が 20 点、x が 20 点となり、y が勝つことになる。
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