2019年5月4日土曜日

投票のパラドックス(解答編)

 慶応大学総合政策学部2018「小論文」で出たのは「投票のパラドックス」。「投票の逆理」あるいは「コンドルセのパラドックス」とも言われているものです。その《解答編》です。というより《答えるための考え方》あるいは《答えの書き方》です。【問題】は こちら をどうぞ。

問1
(1)(2)(3)(4)(5)
1位EDCAB
2位DAEBA
3位CBDCC
4位BCBDD
5位AEAEE
(この問だけは、答えが1つに決まります)

 (1) 単純多数決
 (2) 決選投票付き多数決
 (3) 逐次消去法
 (4) ペアごとの多数決
 (5) 順位評点法



問2 (これ以降は、答えは1つに決まりません)
 次の「問3」につなげるように書くのがよい。しょせん正解はないのだから、問3との整合性の方が大事だ。

問3
 「党首一人を決める」のだから、1位だけを考えればよい。つまり、2位以下は関係ない。そのことを踏まえて、あとは1つの考え方を述べて、その線に沿って優先順位をつけよう。全ての情報を網羅してバランスよく考えようとすると、結局はまとまりそうにないので、ある程度視野を狭めて、つまり偏った考え方を書くしかない。

問4
 高校生活に関係あるもので言えば、生徒会費の使い方とか、修学旅行の行き先とか、文化祭の出し物とか、まず「話題を決めてしまう」のがよさそう。ニュースで見聞きしたもので書こうとすると、たぶん中途半端な焼き直しになってしまうだろう。

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