正確には 210 = 1024 ですが、これを 210 ≒ 1000(= 103) とすると、2n の概数が瞬時に求められます。このとき、220 ≒ 百万、230 ≒ 十億、240 ≒ 一兆、…となります。ですから、
20=1 | 210=千 | 220=百万 | 230=十億 | 240=一兆 |
21=2 | 211=2千 | 221=2百万 | 231=2十億 | 241=2兆 |
22=4 | 212=4千 | 222=4百万 | 232=4十億 | 242=4兆 |
23=8 | 213=8千 | 223=8百万 | 233=8十億 | 243=8兆 |
24=16 | 214=16千 | 224=16百万 | 234=16十億 | : |
25=32 | 215=32千 | 225=32百万 | 235=32十億 | : |
26=64 | 216=64千 | 226=64百万 | 236=64十億 | : |
27=128 | 217=128千 | 227=128百万 | 237=128十億 | |
28=256 | 218=256千 | 228=256百万 | 238=256十億 | |
29=512 | 219=512千 | 229=512百万 | 239=512十億 |
たとえば 235 の概数を求めるには、
◇ まず始めに、指数部分の「一の位」をみる。それが 5 だから 25 = 32 。
( 20 から 29 まではその都度計算するか、覚えちゃってください)
◇ 次に、指数部分の「十の位」をみる。それが 3 だから後に「十億」をつける。
(十の位が 1 なら後に「千」を、2 なら「百万」を、
3 なら「十億」を、4 なら「兆」をつける)
┌─→┐
◇ すなわち、 235 = 32 十億 = 320 億 。
└─→──┘
(指数法則を使って書くなら、235 = 210×3+5 = 25 × (210)3 ≒ 32 × (103)3 = 320 億)
欧米式の位取りでは、通常1000倍ごとに単位が繰り上がります。「千=thousand=キロ(K)、百万=million=メガ(M)、十億=billion=ギガ(G)、一兆=trillion=テラ(T)」です。1万倍ごとに繰り上がる日本式の位取りに比べて、欧米式のそれの方がデジタルとの相性が良さそうですね。
ところで、デジタルの世界は2進法ですから、デジタルの世界では「210=キロ(K)、220=メガ(M)、230=ギガ(G)、240=テラ(T)」を使うこともよくあります。つまり、微妙に差のあるこの2種類の位取りが混在しているのが現実です。
※ ここで紹介しているザックリ計算にも、もちろん誤差があります。けれども、何万・何億・何兆の話をするときに、一の位や十の位がいくつかなんてどうでもいいことです。それよりもおおよその大きさを負荷なくつかむことの方が大事です。最近のデジタル機器ではこれらの位が普通に使われていますから、このザックリ計算ができるとなにかと役立ちます。いろんな場面で使えて、重宝しますよ。
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