2019年3月13日水曜日

2のn乗のザックリ計算(2)

  ≪ ザックリ公式 ≫  1 + 2 + 4 + … + 2n−1 = 2n

数学的に正しい式としては  1 + 2 + 4 + … + 2n−1 = 2n − 1
なんですが、2nの概数を求めるためにザックリ計算しますので、1 の差なんかどうでもいいわけです。

計算を示しますと、
  1 + 2 + 4 + … + 2n−1 = (1 + 2 + 4 + … + 2n−1)×(2 − 1)
             = (2 + 4 + 8 + … + 2n)−(1 + 2 + 4 + … + 2n−1
             = 2n − 1
              ≒ 2n
となります。

この公式はこんな場面で使えます。
王様:褒美にこれから 30 日間、毎日1万円ずつお前に与えよう。
家来:めっそうもございません。
   1日目に1円、2日目にその倍の2円、3日目にそのまた倍の4円、
   ・・・ このように 30 日間いただけたら十分でございます。
王様:欲のないヤツよのう。希望とあらば、そうしてやることにしよう。
さて、この家来が 30 日後にいくら手にするかというと、
1 + 2 + 4 + … + 229 = 230 = 10 億円!
家来はウハウハですね。
(ちなみに、このまま続けると 40 日目には 1 兆円、54 日目には 「京」 の単位に達します)


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