前の問題「角柱2本の交わり」で、角柱2本が垂直に交わるときの交わり部分について考えました。
では、さらにもう1つ角柱を加えて、角柱3本が垂直に交わるときの交わりについて考えましょう。
どんな形? 体積は?
角柱2本の交わり は右のような八面体で、底面の対角線の長さが 1 のときの体積は 1/3 でした。
ここに3本目の角柱を突き通すと、八面体の辺の中点を通って、4ヶ所を切り落とすことになります。
切り落とす1ヶ所の体積は、相似比を考えて、八面体の 1/16 ですから、残った部分の体積は 1/3×(1-4/16)= 1/4 です。
これが、角柱3本の交わりの体積です。
ところでこの立体は、右のような骨組みの同じ色の点をつないでできる立体と同じです。右図の辺はどれも同じ長さですが、これを立体として組み立てると、上下の8つの四角形が縦に伸びて、中ほどの4つの四角形が横に伸びて、すべてが合同なひし形になります。
これを「ひし形12面体」と呼びます。正多面体ではありませんが。
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