(2016年11月)
先日「日本お笑い数学協会」なる団体が主催したイベントに参加した。午前と午後の2つ分。コンセプトは「お笑い×数学」。
30分~1時間の企画が2本同時並行で行われた。朝から夕方までいくつかの企画に参加したが、一番面白かったのは「漫才講座」。体験型のワークショップだ。講師はよしもと所属の芸人と元芸人、1時間の枠で行われた。
その日の企画の中で、これだけは数学とは直接関係ないものだったが、初めての経験だったこともあって、貴重な経験ができた。この後もう経験することはないかもしれないので、一通りの流れをここに記録しておく。
1.参加者10人を2人ずつの5つのコンビに分けて、まず2人でコンビ名を決める。
その上で1つ目の漫才、コンビ名を名乗るだけの漫才を披露。
(入場しながら) どーもっ、〇〇〇でーす。
もういいわ。 (いきなりツッコミ)
ありがとうございましたぁ。 (礼をして退場)
2.次は、最後のオチだけを作って漫才披露。大体の流れは講師から与えられた。
参加者の多くが教員だったため、学校ネタで。
(入場しながら) どーもっ、〇〇〇でーす。
わたし先生やってるんですけど、転校生の紹介が苦手なんですよ。
そんなの簡単だよ。やってみせるよ。きみ、転校生役やってね。
あー、はいはい。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
(もういいわ/なんでやねん/いい加減にせぃ など)
ありがとうございましたぁ。 (礼をして退場)
3.お題を与えられて、2人のセリフが3往復くらいの漫才を作る。
お題は 転校生/卒業式/HR(ホームルーム) のいずれか。
それに対して、僕らのコンビは次のようなものを披露した。恥ずかしながら。。。
1.曲線ズ
2.こちらがみんなが大好きなフランシスコ・ザビエルさんです。
なんでやねん。ハゲてないわ。
3.どーもっ、曲線ズでーす。
さぁて今日はHRで席替えするぞ。
やったぁ。
では、問題です。「席替えしたのに前と同じ席になっちゃったやん」という人が出てくる確率を求めよ。
わぁーっ、出たぁ数学オタク!
はい、×だね。正解は、約63%。
(ここだけの話、ネタばらししますと、完全順列をnでやれば証明できます。後でやってみてください)
それはそうと、どうやって席替えする?
ジャンケンか、くじ引きか。。。うーん、どうしようかなぁ。
じゃぁこうしよう。「エクセルで乱数を使って、自動席替えシートを作れ」
おいおい、また数学かい?
ありがとうございましたぁ。
やってみてまず思ったのは、1.はコンビ名を名乗るだけだが、恥じらいを解消するためにもやっぱり必要。
続いて2.はほんの1文だけでも漫才を作ってみるのは楽しい。やってみるのは、まだ恥ずかしいけど、やっぱり楽しい。
3.では面白いかどうかより、けっこうマジな数学ネタになってしまったが、参加者に合わせたという意味ではよかったのかもしれない。良い経験ができた。
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