ところで、以前の記事「シェア・タクシーの運賃をどう割り振るか?」で「一人旅の私と北京から来た2人組の3人でタクシー代300元を支払うときの各人の支払額」について私は3通りの答えを示した。
《解答1》 3人が均等に同じ額を負担する → 各人100元ずつ。さて今回集まった4人は、一人旅の私と別の一人旅の人とカップル1組の合わせて4人だ。運転手が言う通り1人100元ずつ支払ったのだが、それは上の《解答1》にあたる。他の解答例だとどうなるだろうか。
《解答2》 もともと負担するはずだったのと同じ割合で負担する
→ 私は150元、北京組の2人はそれぞれ75元ずつ。
《解答3》 シェアすることで浮いた金額を3人に均等に分ける
→ 私は200元、北京組の2人は50元ずつ。
まず《解答2》の場合、400元は3で割れないので端数はカップルに負担させるとして、そうすると一人旅の2人は133元ずつ、カップルは1人67元となる。
次に《解答3》の場合、タクシーをシェアしないで3台のタクシーに乗ったとすると、一人旅の2人は400元ずつ、カップルは1人あたり200元かかる。この4人が1台のタクシーに乗ることでタクシー2台分=800元浮いたわけだが、その浮いた額を4人で均等に200元ずつ分けると、結果的に一人旅の2人が200元ずつ支払い、カップルの負担額はゼロになる。
でもそうなると、その話に私は乗らない。もう1人の一人旅の人と2人でシェアした方が良いからである。そう考えると《解答3》は合理的な解決策とは言えないのかなぁという気がしなくもない。でも、考え方の一つとしてはアリなような気もする。
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