2020年6月5日金曜日

☆ ピンとくる(?)命題論理

 学校が再開したが、僕はオンライン授業を続ける。(→ https://omori55.blogspot.com/2020/06/blog-post.html )
 これまで土曜日に週1回やってきたので、そのペースを守って、明日6/6(土)に配信しようと思う。そこで話す内容をまとめてみた。
 タイトルは「ピンとくる(?)命題論理」。論理式を構成するパーツは「かつ、または、〜でない、ならば」の4つ。英語で言うと「and , or , not , if」である。このうち初めの3つ「かつ、または、〜でない」は比較的簡単で、最後の1つ「ならば」が意外と難しい。
 そこで「不要不急の反対は?」(→ https://omori555.blogspot.com/2020/05/blog-post.html )の話の中で「かつ、または、〜でない」をまとめて取り上げて、「ならば」については以下の【問題】を通してじっくり考えようと思う。



【1】次の命題は真か偽か。
  (1) 1>5 ならば 1>3 である。
  (2) 1>3 ならば 1>5 である。
  (3) 4>3 ならば 4>5 である。

  ※ 命題「x>5 ⇒ x>3」の真偽は?
    命題「x>3 ⇒ x>5」の真偽は?


【2】カードが1枚あって、片面に数字の 9 が書いてあり、もう片方の面にも1つの自然数が書いてあります。
 「奇数の裏面は素数」が正しい(奇数が書かれている面の反対の面には素数が書かれている)とすると、9 の反対の面に書かれている数字は何ですか。
       ┌─┐
       │9│
       └─┘

【3】4枚のカードがあって、片面には数字1つが、もう片面にはアルファベット1文字が書いてあります。ある情報筋によると「偶数の裏は母音である」という話です。
 なるべく少ない枚数のカードをめくって「偶数の裏は母音である」がホントかウソか確かめるには、どのカードをめくればいいでしょうか。
    ┌─┐   ┌─┐   ┌─┐   ┌─┐
    │3│   │6│   │T│   │A│
    └─┘   └─┘   └─┘   └─┘



 皆さんも良かったらトライしてみてください。

◇ ⇒(ならば)の不思議
◇ 1枚のカード問題
◇ 4枚のカード問題

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