ある家族の会話。
子供が「今日、塾に行きたくない」と言った。何か事情があるのか、他にやりたいことがあるのか、やる気が出ないのか、それはわからない。
親の片方が言った。「お金がもったいないから、行きなさい」
もう片方の親が言った。「今日行くと、お金に加えて、きっと時間と気力も無駄になる。2重・3重にもったいないことになる。だから、行かない方がいい」
実は我が家の会話である。
お金は出す。なぜ出すかと言えば、その社会的活動の意義を認めて、その活動を支えるためだ。特定個人の利益に見合う金額を出そうという意図ではない。塾の月謝であれ学校の授業料であれ、そういうことだ。そもそも勉強に損得勘定はそぐわない。
私は常々娘に言っている。塾であれ学校であれ、行くか行かないかは「お前が決めろ」。お金の使い方も「お前が決めろ」。
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