ところが「大学入学共通テスト」という名称だけは生き残ったものの、「記述式」も「書く・話す」も見送りとなって、これまでのセンター試験とほとんど変わらないところに落ち着いたように見えた。
ところで、そもそもの大学入試改革は「センター試験が変わる」だけではなくて、これまで「知識・技能」だけを問うていたものを、これからは「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」をも問うという根本的な改革のはずだったわけである。それらが丸ごと振り出しに戻った感があった。こうしてこれまでの大学入試と「ほとんど何も変わらないじゃないか」と皆が思っていたところだった。
ところが、である。この度のコロナ騒動で、結果として大学入試が大きく変わるかもしれないぞ。
というのは、次の冬にコロナの第3波、第4波がやってくる可能性はだいぶ高い。実はこの春の大学受験にコロナはほとんど影響しなかった。コロナの影響がテキメンに出るのは、次の受験だ。そうなると、
◇ 次の冬に受験会場で受験できるのか?これらがすべて現実味を帯びてくる。これまでの大学入試と「ほとんど何も変わらない」のかと思いきや、結果として「大改革」になっちゃうのかもしれないのだ。そしてそうなると、改革の向かう先は「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」にきっとなる。
◇ オンライン受験? オンライン面接?
◇ 民間業者の技能検定を利用する?
こんな形で「大学入試改革元年」を迎えるとは予想外でしたね。ワクワクしますね。
◇ 入試が入活に変わる
◇ これからの大学入試を攻略する鍵
◇ コロナ対策で現金支給が切り拓くベーシック・インカムな未来
《以下、Facebook上で僕がしたコメント》
◇ 学校に邪魔されず、自分のペースでやれるから、むしろラッキーだね。
◇ 勉強は半分にして、残り半分は他のことやれ。
Web上に期間限定無料のものなど、今だからこその面白いコンテンツがいろいろあるよ。
◇ この春の大学受験にコロナはほとんど影響しなかった。
コロナの影響がテキメンに出るのは、次の受験だ。
(→ https://www.facebook.com/guamkato/posts/676928483099834 )
ここ数日で出てきた「9月入学」について。テレビの議論は「『今年の』学校の始まりが9月になる」ことと「『今後ずっと』学校の始まりが9月になる」こととがごっちゃになっている。前者『今年』については「コロナ次第」なわけで、後者『今後』については「コロナとは別個」に検討するべきだ。
(→ https://www.facebook.com/teranishitakayuki/posts/3304793162899454 )