オンラインで全6回シリーズの漫才系の講習を受けている。何の因果かは自分でもよく分からない。
第1回が先日終わって、もうすぐ第2回があるのだが、前回にお題を出されて、次回までに(ちょっとした)漫才(みたいなもの)を1本提出しなきゃいけない。お題は「バレンタイン・デー」。季節ものだ。
うつらうつら考えてはいるのだが、何にも浮かばない。しょうがない。風呂入りながら考えよーっと。
A:漫才のネタが浮かばないから、風呂入りながら考えることにしたんや。
B:そうかそうか、それは良えわ。良いネタ出たか?
A:風呂のスイッチ入れたら、しばらくして「もうすぐお風呂が沸きます」とか言うねん。
B:あぁ、最近のヤツは言うてくれるな。
A:そしたらな、またしばらくしたら言うねん。今度は「お風呂が沸きました」やて。
B:えぇやん、便利な機能や。
A:なんでや。お風呂が沸いたら大変やで。
B:はぁ、お前なに言うてんねん。何か文句あるんかい?
A:あのな、お風呂って入れ物か中に入ってるものか、どっちや?
B:あっそっか、中に入ってるのはお湯や。お風呂言うたら入れ物、桶の方やな。
A:そやろ、桶が沸いたら大変やで。二度と使えなくなるわ。
B:まーそうかな。「お湯が沸きました」の方が良えかな。
A:お前はアホか。お湯が沸いたら熱すぎるわ。全部湯気になっちゃうやん。
B:そぅかぁ、正確に言うんなら「水が沸きました」か。
A:今度は紛らわしいな。湧き水みたいじゃないか?「湧き水が湧きました」みたいな。
B:そやな、やっぱ「お湯が沸きました」で良えんちゃうか。
A:アホか、それじゃ「温泉が湧きました」みたいに聞こえるで。ウソはあかん。
B:結局はじめの「お風呂が沸きました」で良えやん。さすが東京ガス、良う考えてるわ。
A:あかん。「お風呂の中の水が沸いて(ちょうど良い湯加減の)お湯になって(多過ぎもせず少な過ぎもしない適量が)湯船に貯まりました」と正確に言わないと。
B:長すぎるやろ。それはそうと、バレンタイン・デーのお題、どうなってんねん?
A:そやな、長すぎて毎日聞くの、イヤやな。
そやっ、「お題はバレンタイン・デーです」って言うてくれるのが一番や。
B:それも毎日はどうか?と思うで。。。
最後はなんとかバレンタイン・デーに持っていったが、これって実はどんなお題にも対応できてしまう。その意味ではアウトなんだろうけど、とりあえずこれで精一杯。1発目だから、ゆるせ。