2019年4月23日火曜日

◎ デジタルな論理式

 論理式は「真か偽か」の2値で判断します。その中間はありません。まさにデジタル仕様といえるでしょう。
 さて、高校情報科で「デジタル計算」をやった後に「論理式」の基礎を学習するための教材を作りました。
 カリキュラム「デジタル計算」で扱うのは「2進法・デジタル変換の仕組み・ビットとバイト・容量計算」などです。「0/1 ⇔ on/off ⇔ 真/偽」はしょっちゅう出てきます。ですから、スムーズに入っていけそうです。

 授業時間数は3時間。その内容を6つの記事に分けて書きました。

授業記事内容
1論理式の真理値を定義するand , or , not , if の定義 / 日常言語とのズレ
トートロジー と 矛盾式真理表に書き込みながら真偽を判断する
2正しい導出 と 誤った導出正しい導出とはトートロジーのことである
論理式の同値関係ド・モルガンの法則 / 逆・裏・対偶
3論理式はデジタル仕様電気回路 / エクセル関数 / キーワード検索
主張の妥当性を検証する日常言語による主張を論理式に直し、真偽判定

<練習問題>
1枚のカード問題  4枚のカード問題  不思議の国の論理学 
真理表の限界
慶応SFC2004慶応SFC2005反証可能性

 ここではある命題や主張の真偽を判断するために「真理表」に 0 と 1 を書き込みながら分析します。真理表で分析するということは、
  • 原子式(P ⇒ Q というときの P , Q のこと)は3つが限度
         (4つ以上だと、表がやけに長くなる)
  • 「すべて ∀」や「ある ∃」は扱えない
        (それを扱うためには、やり方をまるで変えなきゃいけない)
などの制約がありますから、そんなに複雑なものは扱えません。
 でも、論理学の基礎ということではちょうどいいレベルでしょう。また、頭からっぽで 0 と 1 を書き込んでいけばいいので、実技科目としてぴったりといえるかもしれません。

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