2019年5月9日木曜日

◎ 人工知能時代の確率・統計の学び方 with エクセル

 高校1年生対象の夏期講習の教材です。タイトルは「人工知能時代の確率・統計の学び方 with エクセル」。その名の通り、エクセルも使って確率・統計を学びながら、人工知能やネット社会がどのような仕組みで動いているのかについてある程度のイメージをつかむための講習です。

   実習  mission
 0この講習で使うエクセル関数一覧---
 1大人の相対的貧困率寿命の平均値と中央値と最頻値
 2ばらつきと相関入試で2科目が逆相関?
 3乱数を使ってみよう自動席替えシート
 4サイコロを投げるサンプル数はどれくらいが適当か?
 5データの変換変換して相関係数を求める公式を作れ
 6 正規分布の作り方正規分布を作ってみよう
 7母集団が大きければ正規分布に近づくのか?実習7を検証せよ
 8最上位の数はどのような割合で現れるか?実習8の理論値を探れ
 9埃が風に舞う埃は部屋の隅にたまる
10ベイズ推定とは?そのコイン、まとも? いかさま?
11グー・パーじゃんけんで勝負する-(未完)-
12ミッション・ファイナル他にエクセルか統計がらみで何か面白いことやれ

 この講習で私は「アクティブ・ラーニング(AL)」と「学び合い」を取り入れました。先生が知識を一方通行的に生徒に与える学習スタイルではなくて、生徒たち自らが能動的に動き、お互いに学び合う学習スタイルです。
 講習の中で「実習」と「mission」をほぼ交互に与えます。実習は全員がきちんと習得するもの。そのために、わからなかったら友だちに聞いたり、教えてあげたり、一緒に考えたり、答え合わせしたりすることになります。
 一方の mission はチームで取り組むもの。それは実習を踏まえた発展的なもので、チームで取り組んで講習中の適当なタイミングで発表(プレゼンテーション)してもらいます。でも中にはかなり高度なもの・無茶なものもありますから、そのいくつかにトライすれば十分ですし、出来ないものはそれでも構いません。
 全員が完全にマスターしなければならない実習と、出来なくても出来ないなりに取り組む mission と、その2つは正反対に見えるかもしれませんが、そうではありません。それどころか、その2つの根っこは同じです。何が同じかというと、どちらも生徒同士が関わり合って、力を合わせて成し遂げるという点です。そして、それこそが「アクティブ・ラーニング」と「学び合い」なのです。

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